『ひゃくえむ。』では、主人公たちのセリフさえも名言だと話題になりました。
また、名言が哲学的だとも話題になっています。
「100メートル」という、10秒という世界にのめり込んでいく人生を懸けた主人公たちの物語です。
挫折や栄光、勝ち続けないといけない恐怖やプレッシャーにどう立ち向かうのか…主人公たちの一言一言にグッとくるものがありました。
人間味があり、リアルに近い作品ではないかと思います。
それでは、『ひゃくえむ。』の名言・名シーン10選を見ていきましょう!
ひゃくえむ。の名言・名シーン10選!
『漫画・ひゃくえむ。』を今更ながら読み始めてみましたが、最初から沢山の名言や名シーンがありました。
最初こそ、熱いよくあるスポーツ漫画だな…なんて思っていましたが、読み進めていくうちに「あれ?面白い…?」と思いながら見入っていた自分がいます。
何かわからないけど、今の自分に腑に落ちる言葉だったり、変に納得してしまったり…
それだけ、主人公たちの一言一言に重みがありながらも深いのです。
その中でも、印象に残った名言を紹介します。
『気ずいてないみたいたいだけど、この世には単純なルールがある。それによると大抵の問題は、100メートルだけ誰よりも速ければ全部解決する(第1話・トガシの名言)』
小学生の時は、確かに足が速い子、勉強できる子というのは、クラスの人気者のイメージがありました。
勉強は苦手でしたが、私はどちらかというと球技が得意だったので、足の速い子が羨ましかった気がします笑
足の速さでは勝てない悔しさも味わいました笑
『いつか誰かに追いつかれる。いつか誰かに追い抜かれる。0.1秒の戦いは0.01秒へと変わった。あの頃ほどの差も、あの頃ほどの余裕もなかった。(第6話・トガシの名言)』
このセリフもなんだかわかる気がしてしまいます。
誰かに追いつかれ、追い抜かれることほど悔しいことはないですよね。
トガシのこの時のプレッシャーというのは、計り知れない重圧があったのだろうと思いました。
『今から10秒間、ここに癒しはいらない。慰めもいらない。悟りもいらない。仲間も恩師も血も涙もいらない。ここに必要なのは脚2本。それだけで俺は人生を乗りこなす。この世界に挑む。(5巻・トガシの名言)』
100メートルという世界に対して、トガシの【覚悟】が見えた瞬間のように感じました。
自身の脚を信じ、挑むトガシはかっこいいです!
『気が…、紛れるから。現実より辛いことをすると現実がぼやける。(第1話・小宮の名言)』
人は何かから逃げたい時、自分を追い込んで気を紛らわすか、無になるかどちらかかも…と考えさせられた一言でした。
ちなみに私は、小宮よりな気がします笑
その時は、逃げたいがために辛い・大変て感じていないことが多く、後になってあの時辛かったな…と思うことが今でも多々あります笑
『僕でも一瞬なら栄光を掴める(第3話・小宮の名言)』
一度でも1位を取ることができたらな…と誰でも思うことかなと思います。
ですが、1位を取ったらやはり次も1位を取りたい!と欲が出るのもあり得ること。
一瞬でも栄光を掴みたいと思う小宮の気持ちは、わかる気がします。
『1つ忠告しておくけど、1位を取ったらもう楽しいだけに戻れない。その金メダルが君に囁く。「本当に充分なのか?」と。「メダルの重さを決めるのは大会規模じゃない」「今後のお前だ」ーーと。(第2話・仁神の名言)』
重い言葉ですね。
中学生で1位を取り続けないといけない仁神の言葉にグッとくるもがありました。
色々な物を背負っている重圧も相当なものだと思ってしまいました。
『一瞬だけ1位になったって意味はないよ。継続できなきゃ実力じゃない。実力のない栄光は悲劇を生むんだ。この世には”たかが100m”に狂わされる人間もいる。(第3話・仁神の名言)』
この言葉に、私は何か継続できていることはあるだろうか…と考えてしまいました。
100mという競技に限らず、どの分野にも言えることだな…と。
何かに狂わされる人生も味わってみたい…なんて思ってしまいました笑
『浅く考えろ、世の中舐めろ、保身に走るな、勝っても攻めろ。(第28話・財津の名言)』
この言葉を見た瞬間、変に納得してしまいました。
こういう考え方?もあるのか!と笑
上手く言葉にできないのが悔しいのですが、本当に衝撃的でした。
『恐怖は不快ではない。安全は愉快ではない。不安とは君自身が君を試す時の感情だ。栄光を前に対価を差し出さなきゃならない時、ちっぽけな細胞の1人。人生なんてくれてやれ。(第28話・財津の名言)』
「不安とは君自身が君を試す時の感情だ。」にグッときました。
確かにそうだな…と。
淡々と発している財津ですが、そう思わせる何かがあったのだろうと推測してしまいます。
『”現実”ごときが俺の意志には追いつけない。俺の勝利が非現実的なら、俺は全力で現実から逃避する。現実逃避は俺自身へ期待だ。俺が俺を認めていない姿勢だ。たとえどんな正論、洞察、真理、啓蒙をふりかざそうと、俺は俺を認める。(第33話・海棠の名言)』
現実を受け入れ、自分に期待をし、自分を認める…中々に奥深い海棠の言葉です。
自分に期待をしたり、自分を認めるというこは、中々できることではないかな…と思ってしましますが…
でも大切なことだなと感じました。
この名言10選を取り上げてみましたが、どの言葉も奥深さを感じますね。
また、自分の人生においても共感できる言葉もあり、色んな事を考えながらも前向きに歩んでいけたら…と、思わせてくれました。
次に財津の名言について見ていきましょう!
ひゃくえむ。財津の名言は何話に出てくる?
『ひゃくえむ。』に登場するキャラクター・財津とは…
長年にわたり陸上界を牽引する絶対王者であり、日本記録保持者です。
そんな絶対王者の財津の名言は、28話(4巻)で出てきます。
講演会で…と言うシーンでの、財津の言葉です。
結論から言うと 不安は対処すべきではない 人生は常に失う可能性に満ちている そこに命の醍醐味がある
日々、何かを得るよりも何かを失うことのほうが多い気がしていました。
ですが、何かを失う前に考え行動に移すことで立て直すことができ、得ることができている。
そう私は勝手に解釈しました笑
やはりこの言葉も奥が深いですね。
浅く考えろ 世の中舐めろ 保身に走るな 勝っても攻めろ
名言10選で紹介した言葉です。
この言葉には、本当に衝撃を受けました。
上手く自分の言葉で表せないのが、本当に悔しいです。
ですが、物事をあまり深く考えず行動してみようと思えました。
私は生物だ死ぬ そして二度と生まれてこない 理由はそれだけだ
「挑戦を続ける理由は…」という経田からの質問の答えです。
奥が深すぎて、理解に苦しみます笑
ですが、私も人間として生まれたので、死ぬまでにまだまだ色々なことに挑戦をしていけるんだ!と、力をもらえた気がします。
恐怖は不快ではない 安全は愉快ではない 不安とは君自身が君を試す時の感情だ 栄光を前に対価を差し出さなきゃならない時 ちっぽけな細胞の寄せ集め1人 人生なんてくれてやれ
こちらも名言10選で紹介した言葉です。
自分が自分を試す…というのは、中々できることではないように思ってしまいます。
自分を信じてあげることすら、難しいと感じてしまうときもあります。
それでも、自分のことを大切にしてあげなくては…と、考えさせられました。
財津の放った言葉たちに、私は衝撃を受けました。
重く深い言葉ですが、何か考えさせられる…と同時に、「はっ」としました。
自分が抱えている不安やモヤモヤしている時こそ、一歩前に進まないと何も始まらないよな…と、背中を押してくれる言葉だな…と感じました。
財津の圧倒的な言葉に、トップアスリートとしての【覚悟】が見えた気がしています。
ひゃくえむ。が哲学的だと話題に
『ひゃくえむ。』は、哲学的だとも言われています。
100メートルというわずか10数秒間の”一瞬”に、主人公たちは「どうしたら速く走れるのか」「何のために走っているのか」「才能と努力の意味とは」…
主人公たちが自らの問いに「期待」「不安」「恐怖」「挫折」「悩み」を乗り越えて、答えを見出してどう変わっていくのか…100メートル走に没頭し、人生を懸けた主人公たちの狂気や情熱が描かれています。
問いに対して核心をつく言葉のやり取りに何か自然と引き込まれてしまいます。
読み進めていくと、このシーン怖い…と恐怖すら感じる場面もありました。
ですが、スポーツの世界だけじゃなく、違った分野でも同じことがあるのだろうと考えさせられました。
まとめ
名言10選を紹介しましたが、『ひゃくえむ。』では、まだまだ沢山の名言があります。
主人公たちが「悩み」「不安」「挫折」を乗り越えていく過程で発せられる言葉は重く、でも奥深く響いてくるもがありました。
と同時に、今の自分は何かに狂わされるほど没頭できることはあるのか…と、考えてみたり…
何かで悩んでいても、主人公たちの言葉で救われたり、前向きになれたり…
『この作品凄いな!』って、実感しています。
漫画も読んでみてほしい!
ちなみに私は、映画も観に行く予定です!
主人公たちが切磋琢磨していることに魅せられて、この作品に引き込まれることは間違いないので、気になっている方はぜひ映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
おまけ
紹介したかった名言をここで少し…
- 考えてとも!選んでとも!言っていない!あんたらの人生変えてやるから黙って付いて来いといってるんだ!(トガシの名言)
- そんな真理が人間を絶えず不安にさせる。…不安にさせる。が、そんな心理には人間が本気でいる時の”幸福感”を1ミリも奪えない。(トガシの名言)
- 一体…、この一瞬は何の為にある?この競走は何の為にある?僕らは一体、何の為に走ってるんだ?(小宮の名言)
- ”嫌”っていうのは頑張る動機になるじゃん。馬鹿にされてるからこそ得られる活力があるじゃん。(浅草の名言)
確かにそうだな…とか、前向きになれる言葉だな…と思った名言たちでした!
それでも、まだまだ沢山あります。
漫画や映画を観て、一人でも多くの人に刺さる言葉や共感できる言葉があったら嬉しいなと思います。
多くの人に観てもらいたい作品です。