X(旧Twitter)の規約変更があり、イラストのAI学習対策として”ウォーターマーク”が注目されています。
ウォーターマークはデジタルコンテンツにおいて著作権保護や改ざん防止のために広く使用されています。
しかし、その効果には限界があるとも言われているんだとか。
実際、「ウォーターマークは意味ない」と言っている人も一定数いますが、実際はどうなのでしょうか?
本記事では、ウォーターマークの種類や利点、そしてその限界について詳しく解説します。
- AI学習から自分のイラストを守りたい!
- ウォーターマークに効果はあるの?
気になった方はぜひ最後までご覧ください♪
ウォーターマークの種類と機能
ウォーターマークには大きく分けて可視的ウォーターマークと不可視的ウォーターマークがあります。
可視的ウォーターマーク
画像や動画の上にロゴやテキストを重ねることで、視覚的に著作権を主張する方法です。
Xにイラストを載せている方でウォーターマークを導入している人は、主にこちらの可視的ウォーターマークを使用している方が多いと思います。
不可視的ウォーターマーク
デジタルデータに埋め込まれるもので、肉眼では見えませんが 特定のソフトウェアで検出可能です。
これらはそれぞれ異なる目的で使用され、具体的な使用例としては写真の著作権表示や企業のプロモーションビデオなどがあります。
今回は主に可視的ウォーターマークについてその必要性やリスクを考えていきます♪
ウォーターマークの利点と効果3つ!
1. 著作権保護
コンテンツが無断で使用されるのを防ぐための有効な手段です。
絵師界隈では主に著作権保護やAIに自分の絵柄を学習させないようにウォーターマークが用いられます。
2. 改ざん防止
不正な編集や改変を防ぐために使用されます。
3. デジタルマーケティングでの活用
ブランド認知度を高めるために企業ロゴを入れることが一般的です。
企業でなくともイラストに個人のサインやロゴを入れることで、「〇〇さんの絵だ!」と認識してもらいやすくなります。
ウォーターマークは意味無い?限界とリスクまとめ
簡単に除去されるリスク
高度な画像編集ソフトウェアを使えば、ウォーターマークは比較的簡単に除去されてしまうことがあります。
作品を守るのに有効なウォーターマークですが、実は万能ではありません。
例えば、プロの写真家などは自身の作品を守るためにウォーターマークを利用しますが、高度な編集技術を持つ人にウォーターマークを突破されてしまうこともあるんだとか。
こういった要因で、「ウォーターマークは意味ない」と主張する人もいるようです。
ただし、ある絵師さんが調査した結果によると
ウォーターマークを濃く入れるのがAI対策に有効!というデータもあるようです。
こちらの方の実験では45%の濃度でウォーターマークが除去されないと判明したそう。
実際に見てみるとマークが結構濃く感じるかもしれませんが、自分の絵を守るためにはある程度の妥協が必要かもしれませんね^^;
視覚的価値への影響
ウォーターマークが目立ちすぎると、コンテンツ自体の美しさや価値が損なわれる可能性があります。
これは多くのクリエイターが悩むところだと思います。
せっかく書いた絵に目立つマークを入れたくない!と思うのは自然なことだと思います。
しかし、AIがどんどん発展しているこのご時世では、自分の作品は自分で守る!という自衛も必要だと考えています。
最近ではSNSなどで目立ちにくいウォーターマークを公開しているクリエイターも出てきていますので、そういったものをうまく活用してみましょう^^
今は自分でおしゃれなウォーターマークを作成するのもブームになっているようなので、これを機にマークやサインを作ってみても良いかもしれません♪
ウォーターマークは入れるべき!!必要性と使用時のポイント
ウォーターマークは入れておこう!
一部では「ウォーターマークは意味ない」と言われているようですが、
管理人としては、自分の絵を守るために自分でできる対策はやっておくべき!と思っています。
確かにウォーターマークを外す技術も存在するようですが、マークをつけておくことでリスクは格段に減らすことができます。
また、ウォーターマークを入れない=自分から作品がAIに学習されるリスクを高めることになってしまうので、できることはやるべきと思いますね^^
使用時のポイントは?
ウォーターマークの効果を高めるポイントが2つあります。
人物イラストの場合、顔の部分にウォーターマークがかかるように入れることで、絵柄が学習されにくくなるようです。
また先ほども書いた通り、なるべく濃い濃度でマークを入れるようにしましょう!
上記がウォーターマークの効果を高めるポイントです♪
まとめ
今回は、イラストをAI学習されないためにウォーターマークは有効か?という視点でまとめました!
これからの時代は自分の作品を自分で守ることが今までより求められます。
AIの世界はどんどん技術が進んでいるので、クリエイター側も知識をアップデートし続けていきましょう♪